2019年11月25日 (月)
2019年11月21日 (木)
堺の住宅・・・耐震補強とバリアフリー改修Ⅰ
昨年の台風で瓦屋根の被害があった住宅の改修工事です
これを機に、高齢のご両親のために水周りを改修し、耐震補強を行うのが主な目的でした
ご両親はまだ健康で自立生活が可能ですので第一期のバリアフリー改修となります
キッチンががダイニングリビングと離れているため、料理中の娘さんの目がとどかなこともありコンパクトになるよう、間取りを変更しました
なぜか、書院の化粧柱で屋根荷重を受けていたので、移設が困難でした
実際は平屋部だったので、途中に柱を入れて受ける案も提案したのですが、お父さんが不安なようで採用されませんでした
そのため、ダイニングキッチンはダイニング部分が狭くなっています
それでも、出来てみると、3人で狭すぎることはありません(まだ、畳が入っていません)
又、書院の雰囲気を残したいということで、色々な意匠が混ざり合って、独特の空間です・・・それが、なかなか面白い
隣の和室へは段差がありますが、これは必要になったら二期工事です
移動したキッチンの後にできた洋室は思いのほか快適そうです
又、将来介護が必要になったときのために、洗面脱衣を広くとり、そこからのトイレへのアプローチも可能にしています
内部の土壁も明るい色に塗り替え、奥の部屋や廊下もずいぶん明るくなりました
今回の改修は、メインが耐震補強とバリアフリーです
そこで、意匠にかけるお金は最低限にしています
それでも、色目を考え、シンプルに考えたおかげで、きれいに出来たと思います
最後は、住まい手の理解です(萩野)
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