小説「水の通う回路」松岡圭祐
コンピューターゲームが引き起こす、子供たちの異常行動と、巨大ソフト会社の様々なややこしい話ですが・・・
この作家の作品はかなり売れたようですが、初めて読みました
今、竣工やら、計画やら、急に忙しくなっていますが、2時間ほど仕事をストップして、ラストを読み切ってしまいました
ややこしい話はさておき・・・「人は水の入った袋」であり、それは弱く、すぐ破れてしまう
子供たちは、それに「なぜ?」と、思ってしまう
大人になれば、その「なぜ?」を、日々の生活の中で忘れてゆく
誰もかれも、自分をじっくり見つめてゆく時間もなし、情報の中で、何がどうなっているのか、わからない
「大人になったらわかる」という・・・「大人になったら、わからないということを、わかる」のでは・・・
様々なシーンで、出てきた「自分の価値観で、他人を決めつけるな」という言葉
そう、ぼくたちは、自分の価値観で他人の行動を評価する
ほかの人の行動を、自分の価値観で否定しないようにしなければ・・・
それより、自分の信じることを、とにかく頑張らねば・・・(萩野)
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